| |






















| 連絡: |
|
|
|
|
 |
|
|
|

| |
さぷりぶ 2004年4月号 4月。税金の話題は・・・ |
2004/06/29
|
| |
こんにちは。税理士の出口です。暖かくなってきました。もう春ですね。春といえば新年度・新入生・新社会人などなど、とにかく新しい事の始まりです。どことなく浮かれた気分なのは私だけではないでしょう。ようやく個人の確定申告期も終わり、ほっ、としています。確定申告といえば今年も例年通り(?)珍事がありました。一つだけ紹介しますと・・・
税務署で申告のお手伝いをしていたある日、若いご夫婦が2人で相談に来ました。
<ご主人> 「医療費の還付を受けたいのですが・・・」 <出口> 「では領収書は持ってきていますか?」 <ご主人> 「はい、これです」 ドサッ、と領収書が出現。”これは10万円以上ありそうだな”、と思いつつ内容を確認していきました。ンッ。 <出口> 「これは産婦人科に通われた際の出産費用の領収書ですよね?」 <奥様> 「はい。去年出産しました。出産費用も対象と聞きましたが?」 <出口> 「そうですね。でも、出産の場合一時金をもらいますよね。その分は差し引いて計算することになるのです。ちょっと待って下さい。」 電卓を取り出し計算開始。カタカタ小気味よい電卓の音。そして合計額の集計が完了しました。緊張の一瞬! <出口> 「全部で387,500円です。ご主人の所得でいうと、10万円以上が対象なので、今回は残念ながら対象になりません」 <ご主人> 「えー。そうなんですか?せっかくこのために会社休んで来たのに」 <出口> 「医療費控除は自分が純粋に負担した金額が対象となるんです。」 <ご主人> 「そうなんですね。分かりました」 実際、このような例は多いです。でも、このような場合でも自分の負担が10万円超であれば対象となるので、今年出産予定の方は参考にして下さい。
さて、4月といえば新税制のスタートの月でもあります。その中で来年の確定申告に大きく影響するのが、老年者控除と65歳以上の方に対する年金所得控除の金額の改正、配偶者特別控除の一部廃止です。内容は、老年者控除は廃止、年金所得控除の金額も縮小、配偶者特別控除も一部廃止される、というものです。結果どうなるのかというと、65歳以上の方の税金の負担額が確実に増えます。一体どのくらいかというと、その人によって異なるため一概にはいえませんが、間違いなく増えることは確実です。いままで確定申告しても税金が数万円だった人も、来年は10数万円ということもあり得るのです。心の準備はしておいた方がよいです。 また、消費税の表示方式も変わりました。今まで税抜きの金額で表示していたものが、今度は税込みの金額で表示されます。これまでは最終的にいくら払えばよいのか分かりずらかったのですが、これからは税込みなので簡単になります。でも、ある主婦の方に聞くと表示方式が変わって損しているようだという話もあります。つまり、今までだと最終的に5%をかけるケースが多かったのが、今度は最初から5%かけられているので、切り捨てや切り上げの関係で品物一個について一円損するのではないか、というのです。確かにそういうことは考えられます。要するに品物一個の値段の付け方で変わってくるのです。表示方法変更のどさくさに紛れ便乗値上げが無いことを願うばかりです。
|
|
|